タナグラ人形(小像)アテネ国立考古学博物館 |
Ειδώλια από την Τανάγρα
Tanagra Fugurines from Tanagra
アテネ国立考古学博物館
Εθνικό Αρχαιολογικό Μουσείο της Αθήνας
National Archaeological Museum of Athens
古代ボイオティアに中に古代都市タナグラというところがありました。
現在もタナグラという町は存在します。
そこでたくさんのタナグラ人形と呼ばれるテラコッタに彩色されたの小像が
古代墓地からたくさん出土しました。
その古代墓地を今探して、また近々出かけようと思っています。
このタナグラ人形は神殿への奉納供物として、
埋葬品として、家の中の置物として盛んに製作されました。
アテネ国立考古学博物館で見た物を掲載します。
本日の掲載以上のすばらしいものがたくさん展示されているのですが、
撮影禁止になっていてとても残念でした。
タナグラ人形だけではなくコリントスの人形などもたくさん展示されています。
博物館二階に上がって、左の展示室に入り、
奥の奥に撮影禁止ですがすばらしい展示物がたくさんありました。
それらは最近公開されはじめたものです。
さて、ここからは、撮影課のだったものを掲載します。
馬に乗った男(前7世紀後半-前6世紀前半)
幾何学模様のついた女性像三体(前570-前550)
(右下はカンタロスというワインカップです。
小像とは関係ありませんが写ってしまいました。)
ウサギを抱いている少年(前4世紀)
帽子をかぶり団扇を下に向けて持つ娘(前3世紀)
ピンク色の衣装を着た娘(前3世紀)
帽子をかぶり団扇を胸元に持つ娘(前3世紀)
レキュトス(Λήκυθος /Lekythos)
レキュトスというのは葬儀用のオリーブオイルを入れた壺のことです。
ギリシャ語だとリキトスというのですが、
レキュトスと日本語の本に紹介されているかもしれません。
アフロディテー女神のレキュトス(前400-前375)
娘を連れ去ろうとするダイモンのレキュトス(前400-前375)
女性の顔のレキュトスのような小さな壺(前500-前480)
スプーンのような感じでミニチュア櫂のない舟(前6世紀中半)
いったい本当は何なのかちょっとわかりません。
ギリシャ語では小像を使用しますが、ドイツ語や英語、、は人形という感じです。
古代の状態に戻すと、大変華やかな色が使用されているようです。
女性のかぶっている帽子がなんだかとても素敵だと思いました。
lemonodssosさんは実際にタナグラを歩かれたのですね。写真で拝見できるのが嬉しいです。何も残っていないのが、またギリシャらしくて・・。
かつて古代都市だった空間を歩くだけでも幸せですよね。
昔の人藻かわいいものが好きだったんだなぁと思いました。