ヒポクラテス大像とモザイクの床 |
Το Αγαλμα του Iπποκράτη
The stature of Hippocrates
コス島考古学博物館
Αρχαιολογικό Μουσείο Κω
ヒポクラテスは医学の父(Ο πατέρας της ιατρικής オ・パテラス・ティス・ヤトリキス
/The father of Medicine)と呼ばれました。
彼は紀元前460年頃に生まれ、紀元前377年にこの世を去っています。
美しい大きな像がコス島博物館にありました。
この像はヘレニズム時代後期の作品だということです。
なかなか美しい中年であります。
発見場所はローマ時代のオデオン付近だそうです。
しかしながら、この像はアスクレピアデスと呼ばれた神官兼医師たちの
一人を描いたものです。
このような大きな彫像になるアスクレピアデスの中の一人といえば
ヒポクラテスにほかにありません。
それでヒポクラテス像と呼ばれるのです。
彼はアスクレピオス医神から数えて17代目です。
世に言うヒポクラテスはヒポクラテス2世のことです。
大ヒポクラテスとも言われました。
歴代神官を務める家に生まれました。
1.アスクレピオス医神・・・2.ポダレイオス(トロイ戦争に参戦)
3.ヒポロコス・・・4.ソストラトス1世・・・5ダルダノス・・・6.クリサミス1世
7.クレオミタデス・・・8.テオドロス1世・・・9.ソストラトス2世・・・10.クリサミス2世
11.テオドロス2世・・・12.ソストラトス3世・・・13.ネブロス・・・14.グノシディコス
15.ヒポクラテス1世・・・16.ヘラクレイデス・・・17.大ヒポクラテス2世
アスクレピオス医神のコス島へ到着のシーン
Ψηφιδωτό δάπεδο που εικονίζει
την άφιξη του Aσκληπιού στην Kω
The mosaic depicting the arrival of Asklepios on Kos
コス島考古学博物館
Αρχαιολογικό Μουσείο Κω
このモザイク床は西暦200年頃のローマ時代のものです。
アスクレピオス医神が船でやってきます。
ここで上陸するぞとコス市民に言っているところで、
市民はようこそと答え、
岩かげにヒポクラテスが座っているところです。
このモザイク床の向こうにアルテミス女神像とヒュギエイア女神があります。
どちらの女神も日本の天平美人の髪型出のようで美しいなぁと思いました。
海岸の公園にあったヒポクラテス像
このヒポクラテスと彼を囲む人々の像は、イギリスの彫刻家 A.Alwyn が1994年に製作したものです。
この公園は海のそばにあります。現代作家の作品もなかなかすばらしいです。
ここに来ればヒポクラテス先生に会えます。そんな感じに見えました。
投票よろしくお願いします。
☆☆☆
踏んでしまうのがもったいないぐらい。
その向こうの女神像、天平美人にみえますね。美しい!
アスクレピオス医神から数えて17代目が、ポクラテスなんですね。
威風堂々。さすがです☆
モザイクも、彫像も目を見張る素晴らしさに、感動しています。
ギリシャ時代には戻れませんが、いつもこちらで、素晴らしい時間旅行を楽しませていただいています 。。.☆*:.。.☆*†
ロードスの博物館で、モザイクに添えられた説明に「コス島で見つかる」といった記述が多くて「えーと、ここはロードス、だよねえ」と思ったことを思い出しました。
ヒポクラテス像もいいですね。心が暖かくなる像です。
長寿なんですねー。
医学の大御所として、尊敬されていたことがよく分かります。
現代の彫刻が2千年前のものより精神性も低いように見えて仕方ありません。
あのリアルでありながら崇高な彫刻には感服してしまいます。
今日もスマイル
アスクレピオス神殿の神官兼医師だったので、
医療に関するすべてのことを書き残して受け継がれていったようです。
この島に温泉もあって、いいところです。
なんとなく気分が良くなります。
あの中には現代人が忘れた古代宗教の神様がいて、よく来たね、
という感じの空気があります。
美しい女神を表現する彫刻家はすごいなぁと思いました。