古代イアリソス |
Αρχαία Ιαλυσός
Ancient Ialysos
(ロードス島フィレリモス山頂・・・ロードス市より13km)
このフィレリモス山周辺からミノア時代の遺跡、ミケーネ時代の墓地などが発見されているようです。
ロードス考古学博物館の撮影禁止の展示品と壁の地図に、出土場所が詳しく書いてありましたが、覚えられなくて、それがどこなのか、残念です。
それはフィレリモス山(標高267m)の頂上にあります。
写真の右側の山頂付近には紀元前3世紀アテナ・ポリアス神殿跡、古い洗礼室跡、ロードス騎士団が建てた修道院跡があります。
そして写真の左側には十字架の塔があります。ちょっと見えにくいかもしれませんが、アンテナのような感じで写っています。
駐車場に車を置いて、入場券売り場を抜けると、このようななだらかな階段がありました。
なだらかな階段道ですが、夏に行ったものですから、ゆっくり歩きましたがとても疲れました。
中世の修道院
階段を上りきると、このような修道院に着きます。
この修道院はゴチック様式というのだそうです。な~んか、西暦の話になると、特に中世のものになると、ちょっとやる気をなくしてしまいますが、写真はかなり撮影しました。
この付近に紀元前3世紀神殿跡と初期のキリスト教バシリカ教会の洗礼室跡があります。
神殿(ナオス)の内部は下の図のような感じになります。
色分けして配置図を作ってみました。
黄色の入口付近はギリシャ語でプロナオス、イタリア語でポーティコ、英語でポーチです。
水色の内部はギリシャ語でシコスか、あるいはスペイン語のケラという言葉が各国語の中に出てきます。参拝者はここまで入ることができました。
黄緑色はアディトンです。ほかの国の本にもその語が使用されています。アディトンとは立ち入ってはいけない場所で、この場所には神官だけが入ることができました。しばしばここは神託を出すために使用されたようです。
ピンク色の部分は、オピストドモス(Οπισθόδομος)で、神殿の後ろの部屋のことです。
神殿入口 プロナオス
ギリシャ語でプロナオス、イタリア語でポーティコ、英語でポーチです。
ドーリス式の神殿あったと資料には書かれていました。
ここは正面入口です。この後ろが神殿内部なります。
神殿全体
神殿内室 シコス ナオス
ギリシャ語でシコスあるいはナオス、スペイン語ではケラという言葉が各国語の中に出てきます。
アディトンとオピストドモス
左側がアディトンで、一般者は立ち入り禁止の場所です
右側がオピストドモス は神殿の後の部屋のことです。
オピストドモス
神殿の後の部・・・・石が並んでいるだけですが、、、・
このイアリソスの松林の中に孔雀がたくさんいました。
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☆☆☆
ギリシャの遺跡に野生の孔雀... なんだかもう、夢の世界のようです。
さて、孔雀の前の木の肌は松の仲間かなぁ、なんの木でしょう??
いろんな光景を想像して しばし見入ってしまいました。
それにしても、なぜ孔雀が?(笑)
放し飼いが増えたものでしょうか。
のどかですね~
洗礼室跡を見て、ふと疑問に思ったのですが、こんな古い時代に、
イエス様のときのように、川とか湖とかで洗礼を授けることは既に
行われていなかったのでしょうか? それとも、この近くには川など
ないのでしょうか?
孔雀を見るとヘラ女神のペットで、孔雀の羽にはたくさんの目があって、
ゼウスを見張っているという話をどこかで読みました。
最高神も奥さんには頭が上がらないのかもしれません。
ギリシャの神々にはそれぞれの動物がいてアテナ女神ならふくろう、アフロディティなら鳩、そして神々の女王ヘラ女神なら孔雀のようです。
ここは尼僧院ではないので修道女はいませんでした。
修道士一人ひとりに個室があったようです。
ここにはフェニキア人もミノア人もミケーネ人もアカイア人もドーリス人も来たのだろうと思いながら歩きました。
古代遺跡には何か、いい気が走っているのではないかと思ったりしてしまいます。
いい空気がいっぱいありました。これが元気が出てきます。
大きな優勝カップのようなたらいで、生後一年たった赤ちゃんの洗礼をします。
赤ちゃんはあの黒い衣装のお坊さんに抱っこされた途端におお泣きします。まるでさっきを感じた泣き方をします。